このような方にオススメ
亜鉛は、私たちの体のさまざまな働きに欠かせない栄養素です。もしあなたが以下の項目に当てはまるなら、亜鉛が不足しているかもしれません。ぜひチェックしてみてください。
-
抜け毛が気になる方
-
妊活中である(男女)方
-
前立腺のトラブルが心配な方
-
血糖値に不安がある方
-
下痢や便秘をしやすい方
-
爪のトラブルが多い方(割れやすいなど)
-
妊娠、授乳中の女性
-
肌トラブルが多い方(肌荒れなど)
-
貧血が気になる方
-
傷が治りにくい方
-
PMS(月経前症候群)がある方
-
肥満やダイエットに取り組んでいる方
-
筋力や体力の低下が気になる方(フレイル)
-
口臭が気になる方
亜鉛の働き
オーソモレキュラー栄養療法では、亜鉛は体の機能をスムーズに保つために非常に重要なミネラルと考えられています。体内では水分の次に多く存在するミネラルで、細胞の生まれ変わりや遺伝子の合成、免疫機能など、私たちの生命活動の基盤となる多くの働きに関わっています。
具体的には、以下のような働きを担います。
●酵素の活性化: 体内の約300種類の酵素を直接活性化させたり、2000種類もの酵素の働きを助ける補因子として機能します。
●皮膚や粘膜の健康維持: 肌や髪、爪の主成分であるケラチンの合成に不可欠で、これらの健康を保ちます。口内や口角の粘膜の健康にも関わっています。
●免疫力の向上: ナチュラルキラー細胞の活性化を助け、免疫力を高めることで、風邪などの感染症から体を守ります。
●消化と吸収のサポート: 多くの酵素の働きを助けることで、食べ物の消化や栄養素の吸収にも関わります。
●味覚の維持: 舌の細胞の健康に関わるため、正常な味覚を保つために必要です。
●傷の修復: 皮膚などの組織の回復を助け、傷の治りを早める働きがあります。
●唾液の分泌を助ける: ドライマウスの原因となる唾液腺の機能維持や唾液分泌に重要な役割を果たします。
●ホルモンバランスの調整: インスリンの分泌に関与し、血糖値のコントロールにも影響を与えます。また、生殖機能の維持にも関わります。
●精神的な安定: 腸の健康は心の健康と繋がっており(腸脳相関)、亜鉛は腸内環境の維持にも関わることで、不安感などの精神的な症状にも影響する可能性があります。
●口臭の予防: 口臭の原因となる細菌の働きを抑えたり、ニオイ成分を打ち消したりする効果が期待できます。
亜鉛が不足する原因
現代社会では、さまざまな要因で亜鉛が不足しやすい傾向にあるとオーソモレキュラー栄養療法では考えられています。主な原因として以下の点が挙げられます。
●食事からの摂取量不足: 亜鉛が多く含まれる肉や魚介類を十分に摂取できていない食生活が考えられます。現代の食事だけでは必要な量を摂るのが難しい場合があります。
●体の要求量の増加: 成長期のお子さんや、妊娠中・授乳中の女性は、体の成長や胎児の発育、母乳のために亜鉛の必要量が増加します。また、糖質の摂取が多い方も、インスリン分泌のために亜鉛の消費が増えます。
●吸収を妨げる要因: 加工食品に多く含まれる添加物(ポリリン酸など)は、亜鉛の吸収を阻害することがあります。胃腸に炎症がある場合も吸収率が低下します。
●消費や排泄の増加: 習慣的な飲酒は、アルコールの分解に大量の亜鉛を消費します。また、糖尿病や腎臓の病気、激しいスポーツで汗をたくさんかくことでも、亜鉛の排泄量が増加します。
●消化不良: 胃酸の分泌が少なかったり、腸内環境が乱れていたりすると、食べ物から亜鉛をうまく消化・吸収できなくなることがあります。
亜鉛を摂ることで改善が見込まれる症状
亜鉛を十分に摂取することで、オーソモレキュラー栄養療法の観点から、以下のようなさまざまな症状の改善が期待できます。
●全身の疲労やだるさ
●肌や髪、爪のトラブル(肌荒れ、ニキビ、湿疹、爪が割れやすい、抜け毛など)
●口の中の症状(口内炎、口角炎、味覚障害、舌の痛み、ドライマウス、口臭など)
●精神的な不調(イライラ、落ち込みやすい、不安感、集中力の低下、歯ぎしりや食いしばりなど)
●免疫力の低下による症状(風邪を引きやすい、感染しやすい)
●消化器系の不調(食欲がない、下痢や便秘、胃もたれなど)
●成長に関する問題(子どもの身長の伸び悩みなど)
●貧血
●生殖機能の低下
●血糖値の変動による不調
●PMS(月経前症候群)の症状緩和
●肥満やダイエットのサポート
●筋力や骨量の維持(フレイル対策)
亜鉛を摂取する際に気を付けたいこと
オーソモレキュラー栄養療法では、亜鉛はさまざまな原因で不足しやすい栄養素と考えられます。特に、加工食品の過剰摂取や飲酒は亜鉛の吸収を妨げたり、体の外へ排出しやすくしたりするため、意識して減らすことが推奨されます。
また、亜鉛をしっかり体に吸収するためには、胃腸の健康が大切です。胃酸が少なかったり、腸内環境が乱れていたりすると、亜鉛をうまく利用できない可能性があります。腸内環境を整えるためには、乳酸菌生成物などが役立ちます。
亜鉛は単独で働くのではなく、さまざまなビタミンやミネラルと協力して体の機能を支えています。特定の栄養素だけを摂るのではなく、バランスの取れた食事を心がけることが最も大切です。もし食事からの摂取が難しい場合は、ご自身の状態に合ったサプリメントなどを検討するのも良いでしょう。どの栄養素をどのくらい摂るべきかは、体の状態によって異なりますので、専門家にご相談ください。
改善方法を探す