こんなお悩みありませんか?
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年齢とともに肌のハリがなくなった
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シワやたるみが気になる
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なかなか消えないシミがある
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ニキビや肌荒れが治りにくい
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髪がパサつく
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爪が割れやすい、二枚爪になりやすい
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口内炎や口角炎ができやすい
美容に関するお悩みの原因
オーソモレキュラー栄養療法の考え方では、お体の不調や見た目の変化も、体内の栄養バランスの乱れが関わっていると考えています。特に、お肌や髪、爪といった体の組織を作る材料が不足していたり、それらをうまく作り出すための工場(細胞)の働きが悪くなっていたりすることが、美容の悩みの原因となりうるのです。
具体的には、タンパク質は体の約半分を占める最も重要な栄養素ですが、現代人は不足しがちです。肌、髪、爪、内臓など、体を作る材料なので、不足するとさまざまなトラブルに繋がります。
また、これらの組織を作る過程や、お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)、炎症を抑える働き、エネルギーを作り出す働きなど、さまざまな生命活動には特定の栄養素が不可欠です。例えば、
●ビタミンB群が不足すると、皮膚や粘膜が弱くなり、口内炎や口角炎ができやすくなったり、肌トラブルが起こりやすくなったりします。エネルギー代謝にも必須です。ビタミンB12の不足は口内炎や口角炎に繋がりやすいです。
●ビタミンAが不足すると、粘膜が乾燥しやすくなり、細菌感染を受けやすくなることで口内炎の原因になったりします。皮膚や粘膜の新陳代謝にも関わり、不足すると肌の角化に異常が生じ、アトピー性皮膚炎や湿疹などの皮膚疾患の一因となることもあります。
●ビタミンCはコラーゲンを作るために不可欠な栄養素で、不足するとお肌のハリが失われたりシワができやすくなったりします。また、抗酸化作用や抗炎症作用も期待できます。
●鉄は体の細胞が働くために欠かせないミネラルで、エネルギー産生やコラーゲン合成にも必要です。鉄不足は疲労感や肌、爪のトラブルに繋がる可能性があります。
●亜鉛は細胞の生まれ変わりや免疫機能に重要なミネラルで、不足すると肌や髪、爪のトラブルが起こりやすくなります。舌や口腔粘膜の健康維持や創傷治癒にも関与します。唾液の分泌にも関わるため、ドライマウスの原因にもなります。消化液の分泌低下による食欲不振も亜鉛不足の症状です。
現代の食生活では、精製された食品や加工食品を多く摂取しやすいため、これらの栄養素が不足したり、吸収が阻害されたりしがちです。また、ストレスや生活習慣の乱れによって腸内環境が悪化すると、せっかく摂った栄養素もうまく消化吸収できないこともあります。年齢とともに消化酵素の働きが低下することも、消化不良の原因となります。
さらに、糖質の過剰摂取は、ビタミンB群を大量に消費するだけでなく、体内で糖化(メイラード反応)を引き起こし、骨質や肌の悩みの原因となることがわかっています。ビタミンDが不足すると、細胞同士の結合(タイトジャンクション)が弱まり、「リーキーガット(腸漏れ)」などを引き起こし、腸から異物が侵入することでアレルギー症状やさまざまな体の不調、そして湿疹やニキビ、肌荒れなどの皮膚トラブルにつながる可能性も指摘されています。カゼイン(牛乳のタンパク質)やグルテン(小麦のタンパク質)が消化されずに腸内環境を乱す可能性も指摘されています。
美容の一般的な治療法
美容に関するお悩みの場合、原因によって皮膚科での外用薬や内服薬、美容クリニックでのレーザー治療や注射、エステなど、さまざまなアプローチがあります。
美容に関するお悩みの治療法
当院のオーソモレキュラー栄養療法では、お体の内側、つまり細胞レベルから栄養バランスを整えることで、美容の悩みの根本的な改善を目指します。お肌や髪、爪といった組織は、日々の食事から摂り入れた栄養素で作られています。そのため、不足している栄養素を特定し、補うことが非常に重要です。
体の材料となるタンパク質をしっかりと摂取することに加えて、そのタンパク質を体内で有効活用したり、コラーゲンを合成したりするために必要なビタミンB群、ビタミンC、鉄、亜鉛などを適切な量で補充します。
また、皮膚や粘膜の健康維持、細胞の生まれ変わり、免疫機能の調整に欠かせないビタミンA、亜鉛、そしてビタミンDも、お肌の健康のために重要な栄養素です。
体内で起こる炎症は、お肌のトラブルの原因にもなりえます。慢性的な炎症を抑える作用が期待できるEPAやγ-リノレン酸といった良質な脂質も、必要に応じて補充を検討します。皮膚トラブルやアトピー性皮膚炎に改善が期待されるCBDやオリーブ葉抽出物も有用な場合があります。
さらに、血糖値の急激な変動(血糖値スパイク)や糖化を防ぐための糖質コントロールも、美容と健康のためには非常に重要です。
そして、せっかく良い栄養を摂っても、体内でしっかり消化吸収されなければ意味がありません。消化を助ける消化酵素や、栄養吸収の要となる腸内環境を整えるアプローチも並行して行うことが、美容の悩みを改善するためには大切です。
当院のオーソモレキュラー栄養療法は、お薬で一時的に症状を抑えるのではなく、患者さまご自身の体が持つ力を引き出し、肌本来の健康を取り戻し、トラブルが起こりにくい強い肌と体を育むことを目指します。
具体的に摂るべき栄養素と食事の改善方法
美容のために、オーソモレキュラー栄養療法の視点から特に意識していただきたい栄養素と食事の改善方法はこちらです。
【意識して摂りたい栄養素】
●タンパク質: 肌、髪、爪などの材料として最も重要です。コラーゲンの材料でもあり、不足は肌のハリ低下や感染しやすさにつながります。毎食しっかりと摂りましょう。肉、魚、卵、大豆製品(豆腐や納豆など)から、動物性タンパク質と植物性タンパク質を1:1のバランスで摂るのが理想的です。お肉を食べると胃がもたれるという方は、消化酵素が不足している可能性もあります。
●ビタミンB群: エネルギーを作る工場を動かすために必須です。お肌や粘膜の健康維持にも重要で、疲れやすい、肌トラブル、口内炎・口角炎ができやすい方におすすめです。糖質過多の食生活や飲酒習慣があると消費が増えます。ビタミンB群はどれか一つだけでなく、複合的に摂取することが大切です。豚肉や魚、にんにくなどに含まれますが、推奨量を食事だけで摂るのは難しい場合があります。
●鉄: 体の細胞が働くために不可欠で、「万病のもと」とも言われます。コラーゲン合成にも関わります。特に女性は月経などで不足しやすく、鉄不足は疲労、イライラ、肌トラブル、爪トラブルに繋がる可能性があります。吸収率の高いヘム鉄を多く含む、レバーや赤身の肉、赤身の魚を意識して摂りましょう。ほうれん草などにも鉄は含まれますが、吸収率が低い非ヘム鉄です。
●亜鉛: 細胞の生まれ変わりや免疫機能に重要なミネラルです。肌、髪、爪の健康には亜鉛が欠かせません。口内炎や舌の痛み、傷の治りの遅さなども亜鉛不足のサインかもしれません。唾液の分泌にも関わるため、ドライマウスの原因にもなります。牡蠣や牛肉、煮干しなどに多く含まれます。加工食品や飲酒で不足しやすいので注意が必要です。
●ビタミンA: 皮膚や粘膜を丈夫にし、新陳代謝を促進します。免疫力を高める働きもあります。お肌のアンチエイジングや美白効果も期待できます。うなぎや牛レバー、にんじんなどに含まれます。紫外線によって減少するため、日々の補給が大切です。
●ビタミンC: コラーゲンをしっかりと作るために必須です。お肌のハリや弾力を保ち、シワやたるみを防ぐために重要です。強力な抗酸化作用で、お肌の老化の原因となる活性酸素を消去します。ストレスや喫煙、紫外線で大量に消費されます。体内で作ることができないため、食事から摂る必要があります。水に溶けやすく熱や光で壊れやすいため、新鮮な野菜や果物をこまめに摂るのが効果的です。
●ビタミンD: 細胞同士の結合(バリア機能)や免疫機能の調整に重要です。不足するとアレルギー症状や腸の不調、肌トラブルに繋がる可能性があります。
【食事の改善方法】
●バランスの取れた食事を心がける: 体の材料となるタンパク質を十分に摂りましょう。肉、魚、卵、大豆製品などから、動物性タンパク質と植物性タンパク質を1:1のバランスで摂るのが理想的です。
●新鮮な野菜や果物を積極的に摂る: ビタミン、ミネラル、食物酵素を豊富に含みます。ビタミンCは水に溶けやすく酸化しやすいため、新鮮なうちに食べるのが理想です。
●加工食品や糖質(砂糖、はちみつ)の過剰摂取を控える: 加工食品の添加物は亜鉛の吸収を妨げる可能性があり、糖質の過剰摂取はビタミンB群を大量に消費し、血糖値の急変動(血糖値スパイク)を引き起こし体の不調につながります。精製された砂糖やはちみつは控えましょう。オメガ6系脂肪酸を多く含む揚げ物の油(サラダ油、キャノーラ油)や、インスタント食品、ジャンクフード、コンビニのお菓子やパンにも注意が必要です。
●血糖値スパイクを防ぐ食べ方を実践する: 食事の最初に野菜を食べ、次にタンパク質、最後に糖質を摂るようにしましょう。よく噛んでゆっくり食べることも大切です。
●消化を助ける工夫をする: よく噛む、生の野菜や果物、発酵食品(味噌、醤油、納豆など麹を使ったもの)から食物酵素を摂取するのも有効です。乳酸菌生成物を活用することも考えられます。
●良質な脂質を摂る: 青魚などに含まれるEPAや、月見草オイル、ボラージ種子オイルに含まれるγ-リノレン酸は抗炎症作用が期待できます。揚げ物に使う油をオリーブオイル(オメガ9のオレイン酸を多く含む)などに変えるのもおすすめです。トランス脂肪酸を含むマーガリン、ショートニング、洋菓子、パン、コーヒーフレッシュなどは避けましょう。
●特定の食品に注意する: 牛乳やヨーグルトの過剰摂取はカルシウムとマグネシウムのバランスを崩し、マグネシウム不足を招く可能性があります。加工肉はリンが多く、骨密度低下につながる可能性が指摘されています。カゼインやグルテンを含む食品が肌トラブルの原因になっている可能性も考慮し、必要に応じて摂取を控えることも検討します。
●水分を適切に摂る: 口腔内を潤し、ドライマウスを防ぐためにも水分摂取は重要です。
これらの栄養素を食事だけで十分に摂ることが難しい場合や、効率よく栄養を補いたい場合には、品質の良いサプリメントの活用も有効な手段となります。当院では、患者さんの状態に合わせた栄養指導やサプリメントのご提案も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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